※2016年12月~のbCore Ver. 2.00(略称 bCore2)に関する説明になります。 2016年4月~のbCore Ver. 1.10に関する説明は こちら を参照して下さい。 ~2016年3月のbCore Ver. 1.00に関する説明は こちら を参照して下さい。 bCore2ってなに? bCore2は、汎用多目的超小型BLEリモコンロボットコアユニットです。
技適対応のBLEモジュール(
BLE113 )と周辺回路を組み込んだ超小型基板にファームウェアを焼きこんだ bCore2 と、iOS上で動くアプリケーションソフト
bDriver を用いることで、誰もが簡単にiPhoneなどからコントロールできる超小型ロボットを製作できることを目的としています。
Android端末からは
bCore Dirver for Android 、Windows10PCもしくはWindows10 Mobile端末からは
bCore Driver (開発・提供 @shohaga様)で操作可能です。
ファームは既に焼かれているので、ユーザーはラジコンサーボとモーターと電池をbCore2に繋ぎ、スチロール素材や木材、3Dプリンタなど、好みの方法でロボットのガワを制作するだけで自由に自分のロボットを開発できます。
技適、FCC、CE対応のBLEモジュールを使用しているため、日本、アメリカ、EU各国での使用が可能です。
bCore2で何ができるの? ・4つのラジコンサーボをiPhoneなどの端末から操作し、ロボットの関節をコントロール
・2つのモーターの速度を疑似的にiPhoneなどの端末から操作し、ロボットの車輪をコントロール
・4つの出力ポートのオン/オフをiPhoneなどの端末から操作し、ロボットに取り付けたLEDの点灯/消灯をコントロール
・ロボットの電池電圧をiPhoneなどの端末上で確認
bCore Ver.2.00 と Ver.1.10 との違い (左がbCore2、右がbCore1.1) ・基板と電源や信号などを引き出すコネクタが、安価で入手性がよくバリエーションも豊富な2.54mmピッチのピンコネクタ、ピンヘッダになりました。
コネクタ未実装タイプと、カラーピンヘッダ実装済みの2タイプで提供します。
コネクタ未実装タイプは、ストレート、L字などお好きなピンヘッダもしくはピンコネクタを表、裏好きな方に実装して利用していただきます。
カラーピンヘッダ実装済みタイプは、ブレッドボード用のジャンパケーブル等を直接刺せるため半田付け無しで利用できます。
・一般的な2.54mmピッチのラジコンサーボを最大4個まで基板に直接繋いで使用できます。(動作電圧等で制約あり、詳細別記)
・出力ポートが1個から4個に増えました。3.3Vで点灯可能なLEDを4個まで個別に点灯/消灯できます。
・外形が細長くなりました。面積は変わっていません。
・部品の見直し、調達の改善などコストダウンで更にお安くなりました。
bCore2はどこで買えるの? 株式会社スイッチサイエンスの販売サイト他で販売 します。
bCore Ver. 2.00の仕様 外形サイズ:31.2mm x 15.8mm x 3.0mm(ピンヘッダ等含まず)
電源入力電圧:1.8V~5.5V
内部ロジック電圧:3.3V
PortOut:4ch
ラジコンサーボ:4ch
DCモーター:2ch
bCore2のコネクタ配置とピン配置 電源
Vbat:電池、電源の+に接続します。
GND:電池、電源の-に接続します。
出力ポート
P01/P02/P03/P04:出力ポート(H:3.3V/L:0.0V)
DCモーター
Motor1+:DCモーター1の+極を接続します。
Motor1-:DCモーター1の-極を接続します。
Motor2+:DCモーター2の+極を接続します。
Motor2-:DCモーター2の-極を接続します。
ラジコンサーボ
PWM1:ラジコンサーボ1のPWM端子を接続します。
PWM2:ラジコンサーボ2のPWM端子を接続します。
PWM3:ラジコンサーボ3のPWM端子を接続します。
PWM4:ラジコンサーボ4のPWM端子を接続します。
Vpow:ラジコンサーボ1~4の電源端子を接続します。
GND:ラジコンサーボ1~4のGND端子を接続します。
bCore2をiOSデバイスから操作するアプリ bDriver App Storeで bDriver をダウンロード(無料)すると、iOSデバイス(iPhone, iPod touch, iPadなど)からbCore2をコントロールできます。
詳しくは
⇒bDriverとは? を参照のこと。
Android端末からについては
bCore Dirver for Android 、Windows10PCもしくはWindows10 Mobile端末からについては
bCore Driver (開発・提供 @shohaga様)を参照してください。
iOSからbCore1/1.1/2モジュールを操作するホストアプリケーションのサンプルコードは
こちら で公開しています。
bCore2の起動と接続時/非接続時の状態について bCoreモジュールは、電源投入後約0.5秒でファームウェアが起動します。
正常に起動した場合、待機モードとなりモジュール上のLED(赤)が毎秒1回点滅をします。この状態では、出力ポートはLレベル固定、ラジコンサーボは原点位置ホールド、モーターは停止状態になります。
bDriverなど、BLEセントラルデバイスから接続された場合、モジュール上のLED(赤)は高速に点滅します。この状態では、出力ポート、ラジコンサーボ、モーターの各機能はBLEセントラルデバイスからの指示に従って制御されます。通信が遮断した場合、待機モードに強制的に復帰します。
bCore2の電源 bCore2の電源は、Vba端子から供給します。電池、電源の+端子をVbatに、-端子をGND端子に接続して使用します。
入力可能な最大電圧は5.5V、最低電圧1.8Vになります。Vbat端子には電源逆接時の破壊防止回路が入っています。
アルカリ乾電池2/3本直列(3.0V/4.5V)、LiPo電池1セル(3.6V)、LiFe電池1セル直列(3.3V)、カメラ用リチウム電池1本(3.0V)、ニッケル水素電池2/3/4本直列(2.4V/3.6V/4.8V)などが利用できます。
接続するラジコンサーボやモーターを駆動をするのに適した、電圧と容量の電池が必要になります。
bCore2に接続可能なラジコンサーボ bCore2のラジコンサーボ接続コネクタは、2.54ピッチの一般的なラジコンサーボ接続用の3ピンコネクタとなっています。
供給電源電圧によっては使用できないラジコンサーボがありますので注意が必要です。
参考情報:実機動作確認
※この表は、各サーボを記載の電源電圧にてbCore2に接続した場合に動作/不動作の結果であり、 各メーカーの推奨使用条件ではありません。 ※低電圧でも動作し非常に安価なSG-90を推奨しますが、ネット通販を中心に偽造品が多く出回っています。 偽造品は、応答性、動作電圧ともに劣悪ですので、正規品を購入するよう、異常な安値のものは避けてください。 bCore2に接続可能なモーター bCore2のモーター接続は、2.54mmピッチの2ピンです。一般的なピンヘッダ、ピンコネクタ、ジャンパケーブル等を利用してモーターを接続します。
使用されているモータードライバは
TI製のDRV8835 で、1.5Aまでの電流駆動を許容しています。そのため、マブチモーターなどの小型DCモーターが使用できます。工作用で一般的なマブチモータ(RE-130RA/RE-140A/RE-260RA/RE-280RA)は、定格電圧範囲が1.5~3.0VとbCore2の電源電圧推奨範囲に比べて低くなっており使用には注意が必要です。ミニ四駆に使用される、ハイパーダッシュモーターなどは電流の許容範囲を大幅に超えるため絶対に使用しないでください。
なお、モーター電流が1.5Aを超えるとモータードライバ側で保護機能が働き短時間モーター電流がカットされます。
ブーストモードの使用方法 bCore2に使用されているモータードライバは
TI製のDRV8835 で、2つのモーター駆動回路それぞれ独立に1.5Aまでの電流駆動を許容しています。
この駆動回路を並列動作させることで、1つのモーターで3.0Aまでの電流駆動を許容させるモードがブーストモードです。
ブーストモードを利用するには、
①モジュール背面の切替パターンを確認する
②Normal側のパターン2箇所をカットする
③Boost側のパターン2箇所を0Ω抵抗や導電体などを用いてショートさせる
処理が必要です。
ブーストモードでは、2つあるモーターのうちMot2のみがアプリケーションから操作可能になります。
モーターとの電気的接続は、2つのモーター接続端子(Mot1+とMot2+、Mot1-とMot2-)両方をモーターに接続して下さい。
ブーストモードからノーマルモードに再度戻したい場合、
①Boost側のパターン2箇所のショートを解除する
②Normal側のパターン2箇所を0Ω抵抗や導電体などを用いてショートさせる
処理が必要になります。
bCore2に接続可能なLED bCore2のポート出力接続は、2.54mmピッチの1ピンです。一般的なピンヘッダ、ピンコネクタ、ジャンパケーブル等を利用してモーターを接続します。ポート出力は電圧レベル、3.3V(On)/0.0V(Off)、許容電流は4mAとなっています。GNDピンとの間にLEDを接続することで、LEDの点灯、消灯ができます。電流制限抵抗は基板上に搭載されていませんのでLED接続時には外部に必ず4mA以下になるよう電流制限抵抗を取り付けてください。
なお、以下の抵抗内蔵LEDは電流制限抵抗無しで直結にて点灯可能です。
OSR6LU5B64A-12V(赤) OSG8NU5B64A-12V(黄緑) OSB5SA5B64A-12V(青) OSY5LU5B64A-12V(黄) OSW5DK5B62A-12V(白) ※同5V用のものは内蔵されている抵抗の抵抗値が小さいためbCore2に接続すると4mAの電流が流れるため使用しないでください。 bCoreのロゴ Bluetoothロゴを羽根と触角に、Coreの頭文字の"c"を隊幹部に見立てた 青い蜂 ルリモンハナバチ がモチーフになっています。
ルリモンハナバチは、珍しい青い蜂で、自身では巣を作らず、他の蜂の巣に労働寄生するという特徴をもっています。
bCoreのシステムも、BLEデバイスと、iOSアプリケーションという生態系に寄生することで存在できています。
bCore2のファームウェアバージョン F2.10 (2017/02/08) バーストコマンド対応(販売向けは全てこのバージョンで出荷されています。)
F2.00 (2016/11/30) 初期リリース
※ファームウェアバージョンは、BLEのテストアプリケーション(LightBlueなど)で、Information ServiceのFmware Reision Stringを読み出すことで確認可能です。
bCore2のBLEペリフェラル仕様 ⇒bCoreをBLE端末で認識、操作するための技術情報 bCore2に独自のファームを書き込む方法 ⇒bCoreのファームウェアを独自のものに書き換える方法
2017/02/02(木) 14:37:33 |
bCoreとは?
| コメント:3
bCoreスターターキットに付属している bCoreホルダーのCADデータを公開します。
外形サイズ 30.4 x 22.0 x 4.0mm
・
STEP形式 ・
STL形式 自前の設計部品に組み込んで編集したい場合はSTEPデータを、3Dプリントして使用したい場合はSTLデータをご利用下さい。
3Dプリントする場合は高品質モードの利用をお勧めします。
Up Plus2を使用した場合、Fineモードでないと ホルダー内側のR0.5の突起が省略されるため、bCoreを嵌めこんでも
スカスカになってホールドされません。
bCoreホルダー底面の固定用ネジ穴は、M3サイズ用で、2つの穴の間隔は10mmとなっています。
(造形品質により変動します)
タミヤのユニバーサルプレート などにそのまま取り付けが可能です。
※ネジ穴部分の段差は1mmになっているため、頭の厚みが1mm未満の超低頭ネジで固定して下さい。
スターターキット付属のネジは 浅井製作所の
AHN-3-8 もしくは AHN3-10 です。
ネジのヘッド部分の直径は6mm以下のものをご利用下さい。
注意事項 bCoreホルダーを付属のネジで固定する場合は、ネジの頭がホルダー底部よりも低くなるようにしっかり奥まで締めて下さい。 ホルダー底部からネジの頭部が出ている状態でbCoreをはめ込むと、bCore背面にネジ頭部が接触することで表面の絶縁保護層が傷付き回路を損傷する可能性があります。
2016/06/24(金) 06:26:28 |
bCoreとは?
| コメント:0
※2016年4月~のbCore Ver. 1.10に関する説明になります。 ~2016年3月のbCore Ver. 1.00に関する説明は こちら を参照して下さい。 ※Windows10, Windows10 Mobile用アプリ bCore Driverに関する記述を追記しました。(2016/09/09) ※ファームウェアバージョン F1.11について追記しました。(2016/06/22) ※《bCoreに接続可能なLED》 に誤記があり訂正しました。(2016/05/12) ※HobyKingの新規マイクロサーボに関する注意を追記しました。(2016/05/02) bCoreってなに? 汎用多目的超小型BLEリモコンロボットコアユニットが bCore です。
技適対応のBLEモジュール(
BLE113 )と周辺回路を組み込んだ超小型基板にファームウェアを焼きこんだ bCore と、iOS上で動くアプリケーションソフト
bDriver を用いることで、誰もが簡単にiPhoneなどからコントロールできる超小型ロボットを製作できることを目的としています。
Android端末からは
bCore Dirver for Android 、Windows10PCもしくはWindows10 Mobile端末からは
bCore Driver (開発・提供 @shohaga様)で操作可能です。
ファームは既に焼かれているので、ユーザーはラジコンサーボとモーターと電池をbCoreに繋ぎ、スチロール素材や木材、3Dプリンタなど、好みの方法でロボットのガワを制作するだけで自由に自分のロボットを開発できます。
技適、FCC、CE対応のBLEモジュールを使用しているため、日本、アメリカ、EU各国での使用が可能です。
bCoreで何ができるの? ・4つのラジコンサーボをiPhoneなどから操作することで、ロボットの関節をコントロール
・2つのモーターの速度を疑似的にiPhoneなどから操作することで、ロボットの車輪をコントロール
・1つのポートのオン/オフをiPhoneなどから操作することで、ロボットに取り付けたLEDの点灯/消灯をコントロール
・ロボットの電池電圧をiPhoneなどから確認
⇒
bCoreを使った作成事例集 (Ver.1.00事例を含みます。)
VIDEO bCore Ver.1.10 と Ver.1.00 との違い ・bCore Ver.1.10では、レギュレーターが昇圧/降圧自動切り替えタイプのものに変更され、
内部動作電圧が2.1Vから3.3Vに変更されています。
これにより、供給電源電圧が1.8Vから動作が可能になり、ニッケル水素電池2本での
動作も可能になりました。(接続されるサーボの動作は各サーボの動作電圧に依ります。)
加えて、負荷がかかり電源電圧が低下した場合にリセットがかかりにくくなりました。
また、Ver.1.00では点灯できなかったVfの大きな青や白色のLEDの点灯も可能になりました。
・背面でパターンカット+ジャンパー処理を行うことで、DCモーター駆動のHブリッジドライバ2つを
並列動作(ブーストモード)させ、1ch 3.0AまでのDCモーター駆動が可能になりました。
bCoreはどこで買えるの? 株式会社スイッチサイエンスの販売サイトで販売 しております。
bCore Ver. 1.10の仕様 外形サイズ:27.0mm x 18.6mm x 6.3mm(コネクタ部)
電源入力電圧:1.8V~5.5V
内部ロジック電圧:3.3V
PortOut:1ch
ラジコンサーボ:4ch
DCモーター:2ch
bCoreのコネクタ配置とピン配置 CON1:電源
①電源+入力(1.8~5.5V)
②電源-入力(GND)
CON2:出力ポートch1
①出力ポートch0(H:3.3V/L:0.0V)
②GND
CON3:モーターch1
①モーターch1+
②モーターch1 -
CON4:モーターch2
①モーターch2+
②モーターch2 -
CON5:ラジコンサーボch01
①制御信号線(H:供給電源レベル/L:0.0V)
②電源+(供給電源)
③GND
CON6:ラジコンサーボch2
①制御信号線(H:供給電源レベル/L:0.0V)
②電源+(供給電源)
③GND
CON7:ラジコンサーボch3
①制御信号線(H:供給電源レベル/L:0.0V)
②電源+(供給電源)
③GND
CON8:ラジコンサーボch4
①制御信号線(H:供給電源レベル/L:0.0V)
②電源+(供給電源)
③GND
bCoreをiOSデバイスから操作するアプリ bDriver App Storeで bDriver をダウンロード(無料)すると、iOSデバイス(iPhone, iPod touch, iPadなど)からbCoreをコントロールできます。
詳しくは
⇒bDriverとは? を参照のこと。
Android端末からについては
bCore Dirver for Android 、Windows10PCもしくはWindows10 Mobile端末からについては
bCore Driver (開発・提供 @shohaga様)を参照してください。
iOSからbCoreモジュールを操作するホストアプリケーションのサンプルコードは
こちら で公開しています。
bCoreの起動と接続時/非接続時の状態について bCoreモジュールは、電源投入後約0.5秒でファームウェアが起動します。
正常に起動した場合、待機モードとなりモジュール上のLED(赤)が毎秒1回点滅をします。この状態では、出力ポートはLレベル固定、ラジコンサーボは原点位置ホールド、モーターは停止状態になります。
bDriverなど、BLEセントラルデバイスから接続された場合、モジュール上のLED(赤)は高速に点滅します。この状態では、出力ポート、ラジコンサーボ、モーターの各機能はBLEセントラルデバイスからの指示に従って制御されます。通信が遮断した場合、待機モードに強制的に復帰します。
bCoreの電源 bCoreの電源接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )で、入力可能な最大電圧は5.5Vとなっています。
アルカリ乾電池3本直列(4.5V)、LiPo電池1セル(3.6V)、LiFe電池1セル直列(3.3V)、カメラ用リチウム電池1本(3.0V)、ニッケル水素電池2本直列(2.4V)などが利用できます。ラジコンサーボやモーター駆動をするため、ある程度電流放出能力のある電池が必要になります。そのためボタン電池は使うことはできません。
なお、ラジコンサーボやモーターを繋がない場合は1.8V程度の電源からの使用が可能です。
bCoreに接続可能なラジコンサーボ bCoreのラジコンサーボ接続コネクタは、1.25mmピッチの3ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )です。
ホビーキング製ラジコンサーボ
HK-282A Ultra-Micro Servo 2g / 0.2kg / 0.08sec HK-5330 Ultra-Micro Digital Servo 1.9g / 0.04sec / 0.17kg HK15318B Low Voltage Micro Servo 2.2g/11kg/.08sec などが、3V前後の電源電圧で動作し直接コネクタ接続できます。
一般的な2.54mmピッチのラジコンサーボは、
変換コネクタ を使うことで接続可能となります。ただし、一般的なラジコンサーボの場合は電源電圧が5V程度必要なため接続する電源に注意が必要です。5.5Vを超える電源電圧を必要とするラジコンサーボは使用することができません。
※HK-282Aは電源ノイズに敏感で、接続されるDCモーターによってはブラシで発生する電源ノイズで動作が不安定になることがあります。具体的には、RE-130RA/RE-140RA(適正電圧1.5V)を、アルカリ電池3本直列(4.5V)やリチウム電池C123A1本(3.0V)で使用した場合などです。RE-260RA(適正電圧3.0V)では問題なく動作します。HK-5330、HK-15318Bではこの問題は起こりませんが、低電圧仕様のコアドモータを使用する場合はサーボの選定に注意が必要です。
※2016年3月にHobbyKingで新規取り扱い開始した、HK-282AS, HK-5320S, HK-5330S, HK-15318Sは、コネクタが1.0mmピッチのJST SHコネクタに変更されているためbCoreに直接繋いで使用することができませんのでご注意下さい。2016/05/02時点でHobbyKingの商品説明サイトにコネクタの仕様に関する記載はありませんが、購入して確認済みです。bCoreに直接接続可能なコネクタはMolex製1.25mmピッチの3ピンコネクタです。HobbyKingのサイト上では JST 1.25mm Pitch と誤記されていますが、JST(日本航空電子)には1.25mmピッチのコネクタはありません。(2016/05/02追記) bCoreに接続可能なモーター bCoreのモーター接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )です。コネクタの許容電流は1.0Aとなっています。bCoreに使用されているモータードライバは
TI製のDRV8835 で、1.5Aまでの電流駆動を許容しています。そのため、マブチモーターなどの小型DCモーターが使用できます。工作用で一般的なマブチモータ(RE-130RA/RE-140A/RE-260RA/RE-280RA)は、定格電圧範囲が1.5~3.0VとbCoreの電源電圧推奨範囲に比べて低くなっており使用には注意が必要です。ミニ四駆に使用される、ハイパーダッシュモーターなどは電流の許容範囲を大幅に超えるため絶対に使用しないでください。
なお、モーター電流が1.5Aを超えるとモータードライバ側で保護機能が働き短時間モーター電流がカットされます。
ブーストモードの使用方法 bCoreに使用されているモータードライバは
TI製のDRV8835 で、2つのモーター駆動回路それぞれ独立に1.5Aまでの電流駆動を許容しています。
この駆動回路を並列動作させることで、1つのモーターで3.0Aまでの電流駆動を許容させるモードがブーストモードです。
ブーストモードを利用するには、
①モジュール背面の切替パターンを確認する
②Normal側のパターン2箇所をカットする
③Boost側のパターン2箇所を0Ω抵抗や導電体などを用いてショートさせる
処理が必要です。
ブーストモードでは、2つあるモーターのうちMot2のみがアプリケーションから操作可能になります。
モーターとの電気的接続は、2つあるモーター接続コネクタの+と-のピン両方をモーターの同じ端子に接続して下さい。
ブーストモードからノーマルモードに再度戻したい場合、
①Boost側のパターン2箇所のショートを解除する
②Normal側のパターン2箇所を0Ω抵抗や導電体などを用いてショートさせる
処理が必要になります。
bCoreに接続可能なLED bCoreのポート出力接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )です。bCore Ver. 1.10の内部ロジック電源はVcc=3.3Vとなっており、ポート出力の電圧レベルも、3.3V(On)/0.0V(Off)となります。
また、ポートの許容電流は20mAとなっています。 また、ポートの許容電流は4mAとなっています。(2016/05/12訂正) bCoreのロゴ Bluetoothロゴを羽根と触角に、Coreの頭文字の"c"を隊幹部に見立てた 青い蜂 ルリモンハナバチ がモチーフになっています。
ルリモンハナバチは、珍しい青い蜂で、自身では巣を作らず、他の蜂の巣に労働寄生するという特徴をもっています。
bCoreのシステムも、BLEデバイスと、iOSアプリケーションという生態系に寄生することで存在できています。
bCoreの回路図 準備中
bCoreのファームウェアバージョン F1.11 (2016/06/22) サーボ可動範囲拡大 ⇒
詳細、後進方法はこちら F1.10 (2016/04/08) ハードウェアVer. 1.10対応
F1.01 (2015/08/21) マイクロサーボの発振対策
F1.00 (2015/07/25) 初期リリース
※ファームウェアバージョンは、BLEのテストアプリケーション(LightBlueなど)で、Information ServiceのFmware Reision Stringを読み出すことで確認可能です。
bCoreのBLEペリフェラル仕様 ⇒bCoreをBLE端末で認識、操作するための技術情報 bCoreに独自のファームを書き込む方法 ⇒bCoreのファームウェアを独自のものに書き換える方法
2016/04/08(金) 16:38:22 |
bCoreとは?
| コメント:2
※~2016年3月のbCore Ver. 1.00に関する説明になります。 2016年4月~のbCore Ver. 1.10に関する説明は こちら を参照して下さい。(2016/04/08) ※ファームウェアバージョン F1.02について追記しました。(2016/06/22) ※《bCoreに接続可能なLED》 に誤記があり訂正しました。(2016/05/12) ※モータードライバICに関する誤記を訂正しました。(2016/01/25)
※Android版操作アプリ
bCore Dirver for Android について追記しました。(2015/12/18)
※bCoreの接続可能なラジコンサーボ/bCoreの接続可能なモーター に修正・追記しました。(2015/09/28)
bCoreってなに? uLCX2 BLEの開発を経て開発された、汎用多目的超小型リモコンロボットコアユニットが bCore です。
技適対応のBLEモジュール(
BLE113 )と周辺回路を組み込んだ超小型基板にファームウェアを焼きこんだ bCore と、iOS上で動くアプリケーションソフト
bDriver を用いることで、誰もが簡単にiPhoneなどからコントロールできる超小型ロボットを製作できることを目的としています。
Android端末からもbCore Dirver for Android (開発・提供 @shohaga様)から操作できるなりました。(2015/18追記) ファームは既に焼かれているので、ユーザーはラジコンサーボとモーターと電池をbCoreに繋ぎ、スチロール素材や木材、3Dプリンタなど、好みの方法でロボットのガワを制作するだけで自由に自分のロボットを開発できます。
技適、FCC、CE対応のBLEモジュールをしようしているため、日本、アメリカ、EU各国での使用が可能です。
bCoreで何ができるの? ・4つのラジコンサーボをiPhoneなどから操作することで、ロボットの関節をコントロール
・2つのモーターの速度を疑似的にiPhoneなどから操作することで、ロボットの車輪をコントロール
・1つのポートのオン/オフをiPhoneなどから操作することで、ロボットに取り付けたLEDの点灯/消灯をコントロール
・ロボットの電池電圧をiPhoneなどから確認
⇒
bCoreを使った作成事例集 bCoreはどこで買えるの? 株式会社スイッチサイエンスの販売サイトでの販売 を開始しました!(2015/09/08)
bCoreの仕様 外形サイズ:27.0mm x 18.6mm x 6.3mm(コネクタ部)
電源入力電圧:3.0V~5.5V
内部ロジック電圧:2.1V
PortOut:1ch
ラジコンサーボ:4ch
DCモーター:2ch
bCoreのコネクタ配置とピン配置 CON1:電源
①電源+入力(3.0~5.5V)
②電源-入力(GND)
CON2:出力ポートch1
①出力ポートch0(H:2.1V/L:0.0V)
②GND
CON3:モーターch1
①モーターch1+
②モーターch1 -
CON4:モーターch2
①モーターch2+
②モーターch2 -
CON5:ラジコンサーボch01
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
CON6:ラジコンサーボch2
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
CON7:ラジコンサーボch3
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
CON8:ラジコンサーボch4
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
bCoreをiOSデバイスから操作するアプリ bDriver App Storeで bDriver をダウンロード(無料)すると、iOSデバイス(iPhone, iPod touch, iPadなど)からbCoreをコントロールできます。
詳しくは
⇒bDriverとは? を参照のこと。
bCoreの起動と接続時/非接続時の状態について bCoreモジュールは、電源投入後約0.5秒でファームウェアが起動します。
正常に起動した場合、待機モードとなりモジュール上のLED(赤)が毎秒1回点滅をします。この状態では、出力ポートはLレベル固定、ラジコンサーボは原点位置ホールド、モーターは停止状態になります。
bDriverなど、BLEセントラルデバイスから接続された場合、モジュール上のLED(赤)は高速に点滅します。この状態では、出力ポート、ラジコンサーボ、モーターの各機能はBLEセントラルデバイスからの指示に従って制御されます。通信が遮断した場合、待機モードに強制的に復帰します。
bCoreの電源 bCoreの電源接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )で、入力可能な最大電圧は5.5Vとなっています。
アルカリ乾電池3本直列(4.5V)、LiPo電池1セル直列(3.6V)、LiFe電池1セル直列(3.3V)、カメラ用リチウム電池1本直列(3.0V)などが利用できます。ラジコンサーボやモーター駆動をするため、ある程度電流放出能力のある電池が必要になります。そのためボタン電池は使うことはできません。
なお、ラジコンサーボやモーターを繋がない場合は2.3V程度の電源での使用が可能です。
bCoreに接続可能なラジコンサーボ bCoreのラジコンサーボ接続コネクタは、1.25mmピッチの3ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )です。
ホビーキング製ラジコンサーボ
HK-282A Ultra-Micro Servo 2g / 0.2kg / 0.08sec HK-5330 Ultra-Micro Digital Servo 1.9g / 0.04sec / 0.17kg HK15318B Low Voltage Micro Servo 2.2g/11kg/.08sec などが、電源電圧3Vで利用でき、コネクタを直接接続できます。
一般的な2.54mmピッチのラジコンサーボは、
変換コネクタ を使うことで接続可能となります。ただし、一般的なラジコンサーボの場合は電源電圧が5V程度必要なため接続する電源に注意が必要です。5.5Vを超える電源電圧を必要とするラジコンサーボは使用することができません。
※HK-282Aは電源ノイズに敏感で、接続されるDCモーターによってはブラシで発生する電源ノイズで動作が不安定になることがあります。具体的には、RE-130RA/RE-140RA(適正電圧1.5V)を、アルカリ電池3本直列(4.5V)やリチウム電池C123A1本(3.0V)で使用した場合などです。RE-260RA(適正電圧3.0V)では問題なく動作します。HK-5330、HK-15318Bではこの問題は起こりませんが、低電圧仕様のコアドモータを使用する場合はサーボの選定に注意が必要です。(201/09/28追記) bCoreに接続可能なモーター bCoreのモーター接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )です。コネクタの許容電流は1.0Aとなっています。bCoreに使用されているモータードライバは
TI製のDRV8838 で、1.8Aまでの電流駆動を許容しています。TI製のDRV8835 で、1.5Aまでの電流駆動を許容しています。(2016/01/25誤記訂正)従って、マブチモーターなどの小型DCモーターを使用できます。 工作用で一般的なマブチモータ(RE-130RA/RE-140A/RE-260RA/RE-280RA)は、定格電圧範囲が1.5~3.0VとbCoreの電源電圧推奨範囲に比べて低くなっており使用には注意が必要です。(2015/09/28 訂正・追記)ミニ四駆に使用される、ハイパーダッシュモーターなどは電流の許容範囲を大幅に超えるため絶対に使用しないでください。
bCoreに接続可能なLED bCoreのポート出力接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade )です。bCoreの内部ロジック電源はVcc=2.1Vとなっており、ポート出力の電圧レベルも、2.1V(On)/0.0V(Off)となります。また、ポートの許容電流は
20mA 4mA となっています。そのため、LEDを直結して点灯する場合には電圧降下(Vf)の小さなLEDを選択し、適切な電流制限抵抗を選択して電流値を
20mA 4mA 以下にする必要があります。Vfの大きな白色LEDや青LEDを使用する場合、電流量の多い超高輝度LEDを使用する場合には、外部FETを用いて駆動する必要があります。
bCoreのロゴ Bluetoothロゴを羽根と触角に、Coreの頭文字の"c"を隊幹部に見立てた 青い蜂 ルリモンハナバチ がモチーフになっています。
ルリモンハナバチは、珍しい青い蜂で、自身では巣を作らず、他の蜂の巣に労働寄生するという特徴をもっています。
bCoreのシステムも、BLEデバイスと、iOSアプリケーションという生態系に寄生することで存在できています。
bCoreの回路図 ⇒bCore(Ver. 1.00)の回路図 bCoreのファームウェアバージョン F1.02 (2016/06/22) サーボ可動範囲拡大 ⇒
詳細、後進方法はこちら F1.01 (2015/08/21) マイクロサーボの発振対策
F1.00 (2015/07/25) 初期リリース
※ファームウェアバージョンは、BLEのテストアプリケーション(LightBlueなど)で、Dee Information ServiceのFmware Reision Stringを読み出すことで確認可能です。
bCoreのBLEペリフェラル仕様 ⇒bCoreをBLE端末で認識、操作するための技術情報 bCoreに独自のファームを書き込む方法 ⇒bCoreのファームウェアを独自のものに書き換える方法
2016/01/25(月) 01:06:53 |
bCoreとは?
| コメント:5