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bCore3とは?(2019/09~ bCore Ver. 3.00)

※2019年9月~のbCore Ver. 3.00(略称 bCore3)に関する説明になります。
 2016年12月~のbCore Ver. 2.00に関する説明は こちら を参照して下さい。
 2016年4月~のbCore Ver. 1.10に関する説明は こちら を参照して下さい。
 2016年3月~のbCore Ver. 1.00に関する説明は こちら を参照して下さい。


bCore3ってなに?



bCore3は、汎用多目的超小型BLEリモコンロボットコアユニットです。
技適対応のBLEモジュール(BLE113 )と周辺回路を組み込んだ超小型基板にファームウェアを焼きこんだ bCore3 と、iOS上で動くアプリケーションソフト bDriver を用いることで、誰もが簡単にiPhoneなどからコントロールできる超小型ロボットを製作できることを目的としています。
Android端末からはbCore Dirver for Android、Windows10PCもしくはWindows10 Mobile端末からはbCore Driver(開発・提供 @shohaga様)で操作可能です。
ファームは既に焼かれているので、ユーザーはラジコンサーボとモーターと電池をbCore3に繋ぎ、スチロール素材や木材、3Dプリンタなど、好みの方法でロボットのガワを制作するだけで自由に自分のロボットを開発できます。
技適対応のBLEモジュールを使用しているので、日本国内で法令に則って使用可能です。



bCore3で何ができるの?


・4つのラジコンサーボをiPhoneなどの端末から操作し、ロボットの関節をコントロール
・2つのモーターの速度を疑似的にiPhoneなどの端末から操作し、ロボットの車輪をコントロール
・4つの出力ポートのオン/オフをiPhoneなどの端末から操作し、ロボットに取り付けたLEDの点灯/消灯をコントロール
・ロボットの電池電圧をiPhoneなどの端末上で確認

bCore3 と bCore2 との違い


   (左がbCore2、真ん中がbCore3、右は大きさ比較用の100円玉)
・基板剥き出しから樹脂ケース(ガワ)入りになりました。
・端子配置情報がモジュール上に記載されるようになりました。
・外形は、少し幅広 縦方向は若干短くなりました。
・bCore2までは4mAの制限のあったLEDポートが、bCore3から最大16mA、4ポート合計40mAまで電流が流せるようになりました。
・固定用の貫通穴が2個つきました。
・ガワやシールなど部品は増えても、お値段は据え置き。
・モーターのブースト端子を廃止しました。


bCore3はどこで買えるの?

株式会社スイッチサイエンスの販売サイト他で販売する予定です。


bCore3の仕様



外形サイズ:30mm x 19mm x 6mm(ピンヘッダ等含まず)
固定用ネジ穴:M2 x2本(外装樹脂にネジを切る場合) 深さ 6mmで表面に貫通可。
電源入力電圧:1.8V~5.5V(※)
入出力I/O電圧:3.3V
LEDポートt:4ch
ラジコンサーボ:4ch
DCモーター:2ch
※接続されるラジコンサーボの動作電圧以下の場合サーボは動きません。


bCore3のコネクタ配置とピン配置






bCore3をiOSデバイスから操作するアプリ bDriver

App Storeで bDriver をダウンロード(無料)すると、iOSデバイス(iPhone, iPod touch, iPadなど)からbCore3をコントロールできます。
詳しくは ⇒bDriverとは? を参照のこと。
Android端末からについてはbCore Dirver for Android、Windows10PCもしくはWindows10 Mobile端末からについてはbCore Driver(開発・提供 @shohaga様)を参照してください。
iOSからbCoreモジュールを操作するホストアプリケーションのサンプルコードは こちら で公開しています。


bCore3の起動と接続時/非接続時の状態について

bCoreモジュールは、電源投入後約0.5秒でファームウェアが起動します。
正常に起動した場合、待機モードとなりモジュール上のLED(青)が毎秒1回点滅をします。この状態では、出力ポートはLレベル固定、ラジコンサーボは原点位置ホールド、モーターは停止状態になります。
bDriverなど、BLEセントラルデバイスから接続された場合、モジュール上のLED(青)は高速に点滅します。この状態では、出力ポート、ラジコンサーボ、モーターの各機能はBLEセントラルデバイスからの指示に従って制御されます。通信が遮断した場合、待機モードに強制的に復帰します。


bCore3の電源

bCore3の電源は、Vba端子から供給します。電池、電源の+端子をVbatに、-端子をGND端子に接続して使用します。
入力可能な最大電圧は5.5V、最低電圧1.8Vになります。Vbat端子には電源逆接時の破壊防止回路が入っています。
アルカリ乾電池2/3本直列(3.0V/4.5V)、LiPo電池1セル(3.6V)、LiFe電池1セル直列(3.3V)、カメラ用リチウム電池1本(3.0V)、ニッケル水素電池2/3/4本直列(2.4V/3.6V/4.8V)などが利用できます。
接続するラジコンサーボやモーターを駆動をするのに適した、電圧と容量の電池が必要になります。


bCore3に接続可能なラジコンサーボ

bCore3のラジコンサーボ接続コネクタは、2.54ピッチの一般的なラジコンサーボ接続用の3ピンコネクタとなっています。
供給電源電圧によっては使用できないラジコンサーボがありますので注意が必要です。双方向通信専用タイプのロボット用サーボは仕様できません。
 参考情報:実機動作確認
名称メーカーNiH x 2 (2.4V)NiH x 3 (3.6V)NiH x 4 (4.8V)
SG-90Tower Pro
PICO+F BBGWS
Micro 2BBMGGWS×
S3005Futaba×
SG-5010Tower Pro××
 ※この表は、各サーボを記載の電源電圧にてbCore2に接続した場合に動作/不動作の結果であり、
  各メーカーの推奨使用条件ではありません。
 ※低電圧でも動作し非常に安価なSG-90を推奨しますが、ネット通販を中心に偽造品が多く出回っています。
  偽造品は、応答性、動作電圧ともに劣悪ですので、正規品を購入するよう、異常な安値のものは避けてください。



bCore3に接続可能なモーター

bCore3のモーター接続は、2.54mmピッチの2ピンです。一般的なピンヘッダ、ピンコネクタ、ジャンパケーブル等を利用してモーターを接続します。
使用されているモータードライバはTI製のDRV8835で、1.5Aまでの電流駆動を許容しています。そのため、マブチモーターなどの小型DCモーターが使用できます。工作用で一般的なマブチモータ(RE-130RA/RE-140A/RE-260RA/RE-280RA)は、定格電圧範囲が1.5~3.0VとbCore3の電源電圧推奨範囲に比べて低くなっており使用には注意が必要です。ミニ四駆に使用される、ハイパーダッシュモーターなどは電流の許容範囲を大幅に超えるため絶対に使用しないでください。
なお、モーター電流が1.5Aを超えるとモータードライバ側で保護機能が働き短時間モーター電流がカットされます。


bCore3に接続可能なLED

bCore3のポート出力接続は、2.54mmピッチの2ピンです。一般的なピンヘッダ、ピンコネクタ、ジャンパケーブル等を利用してモーターを接続します。ポート出力は電圧レベル、3.3V(On)/0.0V(Off)、許容電流は16mA(ただし4ポート合計で40mAまで)となっています。電流制限抵抗は基板上に搭載されていませんのでLED接続時には外部に必ず16mA以下になるよう電流制限抵抗を取り付けてください。
なお、以下の抵抗内蔵LEDは電流制限抵抗無しで直結にて点灯可能です。
 OSR6LU5B64A-12V(赤)
 OSG8NU5B64A-12V(黄緑)
 OSB5SA5B64A-12V(青)
 OSY5LU5B64A-12V(黄)
 OSW5DK5B62A-12V(白)
 ※同5V用のものも利用可能です。


bCoreのロゴ

bLogo.png
Bluetoothロゴを羽根と触角に、Coreの頭文字の"c"を隊幹部に見立てた 青い蜂 ルリモンハナバチ がモチーフになっています。
ルリモンハナバチは、珍しい青い蜂で、自身では巣を作らず、他の蜂の巣に労働寄生するという特徴をもっています。
bCoreのシステムも、BLEデバイスと、iOSアプリケーションという生態系に寄生することで存在できています。




bCore3のファームウェアバージョン

F3.00 (2019/09/17) 初期リリース
※ファームウェアバージョンは、BLEのテストアプリケーション(LightBlueなど)で、Information ServiceのFmware Reision Stringを読み出すことで確認可能です。


bCore3のBLEペリフェラル仕様

⇒bCoreをBLE端末で認識、操作するための技術情報

  1. 2019/09/17(火) 18:00:00|
  2. Project: bCore
  3. | コメント:1

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