※~2016年3月のbCore Ver. 1.00に関する説明になります。
2016年4月~のbCore Ver. 1.10に関する説明は こちら を参照して下さい。(2016/04/08)
※ファームウェアバージョン F1.02について追記しました。(2016/06/22)
※《bCoreに接続可能なLED》 に誤記があり訂正しました。(2016/05/12)※モータードライバICに関する誤記を訂正しました。(2016/01/25)
※Android版操作アプリ
bCore Dirver for Android について追記しました。(2015/12/18)
※bCoreの接続可能なラジコンサーボ/bCoreの接続可能なモーター に修正・追記しました。(2015/09/28)
bCoreってなに?

uLCX2 BLEの開発を経て開発された、汎用多目的超小型リモコンロボットコアユニットが bCore です。
技適対応のBLEモジュール(
BLE113 )と周辺回路を組み込んだ超小型基板にファームウェアを焼きこんだ bCore と、iOS上で動くアプリケーションソフト
bDriver を用いることで、誰もが簡単にiPhoneなどからコントロールできる超小型ロボットを製作できることを目的としています。
Android端末からもbCore Dirver for Android(開発・提供 @shohaga様)から操作できるなりました。(2015/18追記)ファームは既に焼かれているので、ユーザーはラジコンサーボとモーターと電池をbCoreに繋ぎ、スチロール素材や木材、3Dプリンタなど、好みの方法でロボットのガワを制作するだけで自由に自分のロボットを開発できます。
技適、FCC、CE対応のBLEモジュールをしようしているため、日本、アメリカ、EU各国での使用が可能です。
bCoreで何ができるの?

・4つのラジコンサーボをiPhoneなどから操作することで、ロボットの関節をコントロール
・2つのモーターの速度を疑似的にiPhoneなどから操作することで、ロボットの車輪をコントロール
・1つのポートのオン/オフをiPhoneなどから操作することで、ロボットに取り付けたLEDの点灯/消灯をコントロール
・ロボットの電池電圧をiPhoneなどから確認
⇒
bCoreを使った作成事例集bCoreはどこで買えるの?
株式会社スイッチサイエンスの販売サイトでの販売を開始しました!(2015/09/08)
bCoreの仕様
外形サイズ:27.0mm x 18.6mm x 6.3mm(コネクタ部)
電源入力電圧:3.0V~5.5V
内部ロジック電圧:2.1V
PortOut:1ch
ラジコンサーボ:4ch
DCモーター:2ch
bCoreのコネクタ配置とピン配置

CON1:電源
①電源+入力(3.0~5.5V)
②電源-入力(GND)
CON2:出力ポートch1
①出力ポートch0(H:2.1V/L:0.0V)
②GND
CON3:モーターch1
①モーターch1+
②モーターch1 -
CON4:モーターch2
①モーターch2+
②モーターch2 -
CON5:ラジコンサーボch01
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
CON6:ラジコンサーボch2
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
CON7:ラジコンサーボch3
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
CON8:ラジコンサーボch4
①制御信号線(H:3.0~5.5V/L:0.0V)
②電源+(3.0~5.5V)
③GND
bCoreをiOSデバイスから操作するアプリ bDriver
App Storeで bDriver をダウンロード(無料)すると、iOSデバイス(iPhone, iPod touch, iPadなど)からbCoreをコントロールできます。
詳しくは
⇒bDriverとは? を参照のこと。
bCoreの起動と接続時/非接続時の状態について
bCoreモジュールは、電源投入後約0.5秒でファームウェアが起動します。
正常に起動した場合、待機モードとなりモジュール上のLED(赤)が毎秒1回点滅をします。この状態では、出力ポートはLレベル固定、ラジコンサーボは原点位置ホールド、モーターは停止状態になります。
bDriverなど、BLEセントラルデバイスから接続された場合、モジュール上のLED(赤)は高速に点滅します。この状態では、出力ポート、ラジコンサーボ、モーターの各機能はBLEセントラルデバイスからの指示に従って制御されます。通信が遮断した場合、待機モードに強制的に復帰します。
bCoreの電源
bCoreの電源接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade)で、入力可能な最大電圧は5.5Vとなっています。
アルカリ乾電池3本直列(4.5V)、LiPo電池1セル直列(3.6V)、LiFe電池1セル直列(3.3V)、カメラ用リチウム電池1本直列(3.0V)などが利用できます。ラジコンサーボやモーター駆動をするため、ある程度電流放出能力のある電池が必要になります。そのためボタン電池は使うことはできません。
なお、ラジコンサーボやモーターを繋がない場合は2.3V程度の電源での使用が可能です。
bCoreに接続可能なラジコンサーボ
bCoreのラジコンサーボ接続コネクタは、1.25mmピッチの3ピンコネクタ(
Molex Pico Blade)です。
ホビーキング製ラジコンサーボ
HK-282A Ultra-Micro Servo 2g / 0.2kg / 0.08sec HK-5330 Ultra-Micro Digital Servo 1.9g / 0.04sec / 0.17kg HK15318B Low Voltage Micro Servo 2.2g/11kg/.08secなどが、電源電圧3Vで利用でき、コネクタを直接接続できます。
一般的な2.54mmピッチのラジコンサーボは、
変換コネクタを使うことで接続可能となります。ただし、一般的なラジコンサーボの場合は電源電圧が5V程度必要なため接続する電源に注意が必要です。5.5Vを超える電源電圧を必要とするラジコンサーボは使用することができません。
※HK-282Aは電源ノイズに敏感で、接続されるDCモーターによってはブラシで発生する電源ノイズで動作が不安定になることがあります。具体的には、RE-130RA/RE-140RA(適正電圧1.5V)を、アルカリ電池3本直列(4.5V)やリチウム電池C123A1本(3.0V)で使用した場合などです。RE-260RA(適正電圧3.0V)では問題なく動作します。HK-5330、HK-15318Bではこの問題は起こりませんが、低電圧仕様のコアドモータを使用する場合はサーボの選定に注意が必要です。(201/09/28追記)bCoreに接続可能なモーター
bCoreのモーター接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade)です。コネクタの許容電流は1.0Aとなっています。bCoreに使用されているモータードライバは
TI製のDRV8838で、1.8Aまでの電流駆動を許容しています。
TI製のDRV8835で、1.5Aまでの電流駆動を許容しています。(2016/01/25誤記訂正)従って、マブチモーターなどの小型DCモーターを使用できます。工作用で一般的なマブチモータ(RE-130RA/RE-140A/RE-260RA/RE-280RA)は、定格電圧範囲が1.5~3.0VとbCoreの電源電圧推奨範囲に比べて低くなっており使用には注意が必要です。(2015/09/28 訂正・追記)ミニ四駆に使用される、ハイパーダッシュモーターなどは電流の許容範囲を大幅に超えるため絶対に使用しないでください。
bCoreに接続可能なLED
bCoreのポート出力接続コネクタは、1.25mmピッチの2ピンコネクタ(
Molex Pico Blade)です。bCoreの内部ロジック電源はVcc=2.1Vとなっており、ポート出力の電圧レベルも、2.1V(On)/0.0V(Off)となります。また、ポートの許容電流は
20mA4mAとなっています。そのため、LEDを直結して点灯する場合には電圧降下(Vf)の小さなLEDを選択し、適切な電流制限抵抗を選択して電流値を
20mA4mA以下にする必要があります。Vfの大きな白色LEDや青LEDを使用する場合、電流量の多い超高輝度LEDを使用する場合には、外部FETを用いて駆動する必要があります。
bCoreのロゴ

Bluetoothロゴを羽根と触角に、Coreの頭文字の"c"を隊幹部に見立てた 青い蜂 ルリモンハナバチ がモチーフになっています。
ルリモンハナバチは、珍しい青い蜂で、自身では巣を作らず、他の蜂の巣に労働寄生するという特徴をもっています。
bCoreのシステムも、BLEデバイスと、iOSアプリケーションという生態系に寄生することで存在できています。
bCoreの回路図
⇒bCore(Ver. 1.00)の回路図bCoreのファームウェアバージョン
F1.02 (2016/06/22) サーボ可動範囲拡大 ⇒
詳細、後進方法はこちらF1.01 (2015/08/21) マイクロサーボの発振対策
F1.00 (2015/07/25) 初期リリース
※ファームウェアバージョンは、BLEのテストアプリケーション(LightBlueなど)で、Dee Information ServiceのFmware Reision Stringを読み出すことで確認可能です。
bCoreのBLEペリフェラル仕様
⇒bCoreをBLE端末で認識、操作するための技術情報bCoreに独自のファームを書き込む方法
⇒bCoreのファームウェアを独自のものに書き換える方法
- 2016/01/25(月) 01:06:53|
- bCoreとは?
-
-
| コメント:5
当方のブログで、こちらの写真や文章などを多少お借りして、bCoreの簡単な紹介記事などを投稿しても、よろしいでしょうか。
- 2016/03/13(日) 10:43:52 |
- URL |
- トイラジホビー #qbIq4rIg
- [ 編集 ]
> 当方のブログで、こちらの写真や文章などを多少お借りして、bCoreの簡単な紹介記事などを投稿しても、よろしいでしょうか。
ありがとうございます。
ぜひお願いします。
なお、現在スイッチサイエンスの方では在庫なしで欠品となっておりますが、月末に bCore 1.10 をリリースする予定です。
ニッケル水素電池2本からの使用が可能になり、電池電圧降下によるリセットにも強くなっています。
また、モーター駆動2系統を一本化して3A駆動を可能にするブーストモードにも対応します。
- 2016/03/13(日) 17:24:31 |
- URL |
- Takashi Yamamoto #-
- [ 編集 ]
ご許可、誠にありがとうございます。それでは、ブログの方に投稿したいと思います。
- 2016/03/13(日) 21:10:37 |
- URL |
- トイラジホビー #qbIq4rIg
- [ 編集 ]