
スマホコントロール 四輪操舵 四輪駆動 ミニ四駆 Smart 4WDS Racing で、モーター始動時、特にステアを切った状態での始動で電池電圧降下によりbCoreにリセットがかかってしまう問題。
電池をLiPo1セルにすれば問題解決しますが、ミニ四駆としては 単三乾電池2本 もしくは 単三ニッケル水素電池2本 の使用しか許されていないことを考えると、邪道!ということで、秋月電子で売られている
XCL101C331BR-Gを試してみました。
ちなみに、ニッケル水素電池二本にした場合、2.4Vしか電圧がないためbCoreは起動しません。
bCoreは、オンボード上のレギュレーターで2.1Vを作り出して、BLE113を駆動しています。入力電圧は2.5Vを切ると、レギュレーターの出力が不安定になり、BLE113にリセットがかかり、通信が遮断します。XCL101C331BR-Gは、昇圧型のDC-DCで、入力電圧が1Vを着るような状態でも、3.3Vの出力を維持できますので、レギュレーターを殺して、代わりにそこにXCL-101C331BR-Gをバイパス接続します。

bCoreのレギュレーターは、三つ並んだ半導体の真中のU3。コレを取り外すか、難しければ5番ピン(2.1V out)を物理的にカットします。
秋月のXCL101C331BR-Gに配線して(CEはVbatに接続)、Vout、Vbat、VssをbCore上のC2、C3のコンデンサに繋いぎます。
接続は、C2、C3の向かい合った端子がGNDなのでVssと接続、C2の外側が元2.1VなのでVoutと接続、C3の外側が電池からの入力なのでVbatを接続します。XCL101C331BR-Gの秋月基板は裏面にもパターンが出てるので、不用意にBLE113の上に置くとショートするので絶縁処理をカプトンテープなどで行います。ブラブラしていると振動で断線するので両面テープなどで固定します。
効果としては、ステアリングを切った状態で動かしてもリセットがかからなくなる。
乾電池の場合、新品のエボルタを使っても状況によりリセットがかかってしまうので、リセット対策の効果としては抜群です。
副作用としては、bCoreの電源電圧が変わってしまったために、読みだす電圧がx0.7でbDriver上に表示されます。
また、XCL101C331BR-Gは、3.3Vを超える入力では入力電圧がそのまま出力側に出てしまうため、この改造をしたbCoreに乾電池3本を繋いでしまうと、BLE113は~3.6Vという仕様のため壊れます。つまり、乾電池1本か2本ないし、リCR123Aとかのリチウム電池1本、LiFe1セルなどでしか使えなくなります。(乾電池1本だとサーボが動きませんが)
- 2016/01/15(金) 14:07:41|
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