bCoreモジュールファームウェアの改良を行います。
bCore Ver.1.00用 F1.02(改良前 F1.01)
bCore Ver.1.10用 F1.11(改良前 F1.10) 2016/6/23以降スイッチサイエンス注文分から(6/21以前発注のものはF1.10になります)
改良内容
・ラジコンサーボの可動範囲の拡大
ラジコンサーボ制御パルス 1500±500[usec]⇒1500±750[usec]
可動範囲が90度程度であった場合はファームウェア更新により135度程度に広がります
ラジコンサーボ制御パルスは、仕様規定としては1500±500[usec](もしくは 1520)に
なっていますが、実際には最大で1500±1000[usec]で可動範囲が180度前後のものが
多くあります。
一方で、ラジコンサーボによっては、仕様規定を超えた短いパルス/長いパルスに
より 脱力(トルクが抜ける)や暴走(メカリミットまで振り切りモーター出力全開)を
するものがあり、これまでは安全のため仕様規定をそのまま適用していました。
そのため、これまで可動範囲が狭いという指摘も頂いており、これまで評価検討を
していましたが、1500±750[usec]程度であれば、暴走を起こすようなサーボは
無さそうだと判断し、可動範囲を広げるためのファームウェア改良を行いました。
アプリケーション側には変更は必要ありません。
ファームウェアバージョン確認方法
1. bCoreモジュールに通電し、アドバタイズ(赤いLEDがゆっくり点滅)している状態にする。
2.
LightBlueなどのアプリケーションを使ってbCoreとBLE接続を行う。

3. アプリケーション上で、Information Serviceを確認し、ファームウェアバージョンを確認する。
ファームウェア更新方法
ファームウェア更新方法には2つの方法があります。
1. イベント等で行うVagabondWorksのファームウェア更新サービス(無料)に持ち込んで更新をする。
現在予定されているファームウェア更新サービスを行うイベントは
・Maker FairTokyo2016(8/6[Sat]-7[Sun])
です。
2. バイナリーリリースを用いて自分で更新する。
※CC DebuggerとbCoreモジュール背面の接触接点との接続を行うジグが必要になります。
2-1. BlueGigaの開発環境をダウンロードしてインストールする ⇒
詳細はこちら 2-2. bCoreファームウェアのバイナリをダウンロードする。
bCore Ver.1.10用 F1.11 (サーボ可動範囲拡大) bCore Ver.1.00用 F1.02 (サーボ可動範囲拡大) bCore Ver.1.10用 F1.10 (変更前のもの) bCore Ver.1.00用 F1.01 (変更前のもの) ※Ver1.00用とVer.1.10用で適用するバイナリが異なります。
間違えると、バッテリ電源電圧を読みだした場合の数値が不正確になります。
2-3. PCとCC DebuggerとbCoreモジュールを接続する ⇒
詳細はこちら 2-4. BlueGiga BLE SW Update Toolを起動する。

デフォルト設定でインストールしてある場合、[C:\Bluegiga\BleUpdate\bleupdate.exe]
2-5. 右側の [Browse]ボタンを押して、ダウンロードしたバイナリファイル(.hex)を選択する。
2-6. 右下の [Update]ボタンを押して、ファームウェアの更新を行う。
- 2016/06/22(水) 16:28:51|
- Project: bCore
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